大気汚染の解決策は「宇宙扇風機」、政府が小惑星の遠隔操作に国家予算を全投入
政府は、国内のスモッグを一掃するため、小惑星を「宇宙扇風機」として利用する計画を発表。担当大臣は会見で巨大なリモコンを手に「操作は簡単。『弱』でそよ風、『ターボ』で台風が起こせます」と笑顔で説明した。なお、最初の稼働テストにより、隣国の洗濯物が全て国境を越えて飛来したとの未確認情報もある。
政府は、国内のスモッグを一掃するため、小惑星を「宇宙扇風機」として利用する計画を発表。担当大臣は会見で巨大なリモコンを手に「操作は簡単。『弱』でそよ風、『ターボ』で台風が起こせます」と笑顔で説明した。なお、最初の稼働テストにより、隣国の洗濯物が全て国境を越えて飛来したとの未確認情報もある。
国会議事堂の地下で、法案の「重要度」を文字通り重さで測る新プロセスが導入された。各議員は法案をプレートとしてバーベルに装着し、持ち上げた重量がそのまま支持率となる。先日の審議では「議員報酬3倍法案」が羽のように軽く満場一致で可決された一方、「国民の声」と名付けられた陳情書セットは重すぎて床から動かなかったという。
政府が導入した脳波連動型スマートグリッドが、「エネルギー浪費に繋がる思考」を検知し電力を事前遮断する機能で大混乱を招いている。導入初日、夕食にピザを思い浮かべた多数の家庭が一斉に停電。「これは思考の事前検閲だ」「メニューを選ぶ自由を返せ」との声が相次ぎ、ピザ店の前には自家発電機で焼かれたピザを求める長蛇の列ができている。
ファクトチェック機関が首相の収穫写真のブドウを「物理的に存在不可能な光沢」と断定したことを受け、政府は「国民の果物への信頼を損なった」として国内に流通する全ブドウの緊急自主回収を決定。専門家チームが「本物性」を再検証するという。
天文学者を長年悩ませた謎の定期信号、その正体は軌道上を周回する官庁ロッカー内で転がる「承認待ち」のハンコだったことが判明。政府は「未来の行政効率化に向けた壮大な実証実験。ハンコの転がり方で稟議の滞りを観測していた」と説明している。
夏の食卓の秩序を守るため、政府は「特別麺類文化保護隊」、通称「そうめん警察」を発足。初日の活動で、タピオカとパクチーを薬味にした男性が文化保護法違反で現行犯逮捕された。隊長は「めんつゆこそが唯一の正義。我々は食文化の最後の砦だ」と涙ながらに語った。
海面上昇への最終回答として、政府は力士を太平洋上の巨大土俵に集め、一斉に四股を踏んで海底を押し下げる「大相撲テラフォーミング」計画を発動。担当相は「日本の魂が地球を救う」と胸を張るが、発生した人工津波がハワイのビーチを洗い流し、外交問題に発展している。
ヘビの化石発見を受け、政府は「人類の原点回帰」として全国民に匍匐前進を義務付ける法案を閣議決定。健康増進が目的とされ、違反者には「立ち上がり罪」が適用される。これを受け、大手デベロッパーはエレベーターのない「横に長いマンション」を発表し、株価がストップ高を記録した。
賃料を抑える代わりに室内壁全面が動く広告ディスプレイになる『アドバウォール賃貸』が登場。居住者は「0時〜6時は自分で選べる睡眠用CM」と強がるが、猫も案件紹介を始めた。
政治資金の透明化を究極まで推し進めるため、議員バッジが電子ディスプレイ化。受け取った献金額が秒単位で増減し『推し活』感覚になると与野党が一斉フォロー依頼。