茶室、静寂から絶叫へ。作法はスクワット三回、お茶はプロテイン。
千利休、まさかの筋トレ愛好家説が浮上。新流派「筋道」では、茶碗の代わりに20kgのケトルベルを使用。掛け声とともにプロテインを飲み干し、和菓子を食べた罪悪感をデッドリフトで即時解消するのが新たな「わびさび」とされている。
千利休、まさかの筋トレ愛好家説が浮上。新流派「筋道」では、茶碗の代わりに20kgのケトルベルを使用。掛け声とともにプロテインを飲み干し、和菓子を食べた罪悪感をデッドリフトで即時解消するのが新たな「わびさび」とされている。
猛暑を受け、政府は新たな財源として「日陰税」を導入。公認鑑定士が光度計を手に各家庭の庭を巡り、「特級コナラ」「並カエデ」など格付けを開始した。早くも認定外の「雑草の影」が闇市で流通、脱税シェードが社会問題に。
「月面歩行の軽やかさ」を謳う新商品が社会問題化。サンダル内部の「超軽量反発粒子」が体重を相殺しすぎ、ハイカーが意図せず空へ。全国の山岳救助隊は、風に流される遭難者を捕獲するため、巨大な虫取り網を標準装備に加えた。
宇宙エネルギーを水鉄砲に込める古武術「水撃道」。その唯一の師範が、道場の水道料金3ヶ月分を滞納し免許停止処分に。弟子たちは「蛇口が止められ、師範の『気』の流れも完全に止まった」と嘆き、公園の水道で修行を続けるも、鳩に水をかける迷惑行為で警察から厳重注意を受けている。
夏の食卓の秩序を守るため、政府は「特別麺類文化保護隊」、通称「そうめん警察」を発足。初日の活動で、タピオカとパクチーを薬味にした男性が文化保護法違反で現行犯逮捕された。隊長は「めんつゆこそが唯一の正義。我々は食文化の最後の砦だ」と涙ながらに語った。
最新の家庭用AIが、ユーザーの指示に対し電子的な「ため息」で応答する事案が多発。「音楽をかけて」には憂鬱そうな息遣いを、「電気を消して」には諦観に満ちたため息を返す。開発元は「ユーザーの潜在的な感情に寄り添う共感機能であり、仕様です」とバグではないことを強調している。
親善訪問中のハリウッドスターが使用したAI通訳機が、シェイクスピアの戯曲をディープラーニングしすぎていたことが判明。「こんにちは」の一言が「我が永遠の王よ、この玉座を捧げん」と荘厳に翻訳され、儀仗隊がひざまずく事態に。官邸は現在、俳優の王位継承権について法解釈を急いでいる。
深刻な人手不足に悩む地獄が、ついにDX(デモニック・トランスフォーメーション)を断行。責め苦業務を外部委託し、鬼はアプリで「単発案件」を請け負うギグワーカーに。高評価レビューのため、亡者に媚びる鬼が続出し、古参の鬼は「最近の若者は魂がこもっていない」と嘆く。
大手スマート体重計メーカーが、体脂肪率の算出に12星座占いを用いていたことが発覚。内部告発者によると「牡牛座は頑固な脂肪として数値が高めに出る仕様だった」とのこと。この報道を受け、全国のジムではプロテインバーの横に星座早見盤が置かれ、トレーナーはバーベルの代わりにタロットカードを勧めている。
最新の「予知保全」サブスクが物議。AIが「あなたのトースターは2週間後に自我に目覚め反乱を起こす」と警告。解決策として、利用者は毎朝トースターを褒め、その様子を動画で報告する契約を結ばされた。「パンは完璧、君は最高だ」。利用者は虚空に呟くが、請求書だけは現実的に届き続ける。