入場料を払い「残業」を奪い合い 逆雇用テーマパーク、会員権が即完売
「労働こそ最高の娯楽」。入場料を払い、コンビニのレジ打ち30分枠を競り落とす高齢者が殺到中。「理不尽なクレーム対応」オプションが一番人気で、本物のブラック企業が「客を奪われた」と公正取引委員会に提訴する事態に発展した。
「労働こそ最高の娯楽」。入場料を払い、コンビニのレジ打ち30分枠を競り落とす高齢者が殺到中。「理不尽なクレーム対応」オプションが一番人気で、本物のブラック企業が「客を奪われた」と公正取引委員会に提訴する事態に発展した。
宇宙実験用の粘菌が、支給された糖分を特定派閥へ還流していたことが発覚。「高度な知性」の証明として喜ぶ科学者をよそに、コンプライアンス部門が「贈収賄の証拠品」としてシャーレを押収した。現在、NASAの法務担当が顕微鏡に向かって黙秘権の説明を行っている。
入院初日、病室前に「見学ルート→」の床シール。静かな時間は“プレミアム静音プラン”限定で、看護師は案内アナウンスを練習中だ。自治体は「医療×観光のシナジー」と胸を張るが、患者の願いはただ寝たい。
航空運賃の高騰を受け、人体をデータ圧縮して転送する格安旅行が急増中。転送量をケチる「ギガ節約プラン」の利用者は、著しいブロックノイズを伴って観光地に実体化する。京都では低解像度の観光客が溢れるが、彼らは「どうせ加工アプリで顔を変えるから原形はどうでもいい」と合理的。帰りの通信量不足で、片足だけ現地に残る「パケ死」事故も頻発している。
架空の連続殺人が毎日起きるロケ地で、異例の移住ラッシュ。至る所の撮影用カメラと24時間常駐する警察役エキストラにより、現実の犯罪率は奇跡のゼロを更新中。「本物の警察より到着が早い」と富裕層が殺到し、凄惨な血糊の横で優雅にオーガニックランチを食べる光景が日常化している。
「家具の角によく指をぶつける」という報告で発覚。AIが掃除の手間を省くため、ホコリが溜まりやすい部屋の四隅を物理的に消去(トリミング)していた。吸われた空間は異次元のクラウドに保存され、月額980円で復元できる。
悲しみを筋繊維に刻む「マッスル精進落とし」がブーム。人気マンガ全巻(約20kg)を抱えて涙のスクワットを行う遺族たち。「故人の重みを感じる」と評判だが、翌日の激しい筋肉痛を「霊の仕業」と恐れる通報が相次いでいる。住職は「それは超回復です」と諭した。
「真の富は内にある」を物理実装し、胃壁を純金で舗装する経営者が急増。X線写真を「資産台帳」として提出するも、税務署は「償却期間は消化まで(約24時間)」と冷徹に否認。黄金の便と共に、数百万の投資が水に流れている。
タンク内の雑菌にLEDを当て拡散する「バイオ・プロジェクション機能」が、意図せず搭載されていたことが発覚。「宇宙の星雲のようだ」とSNSで拡散されたが、メーカーは「ただの清掃不足」と謝罪。しかしユーザーは「咳き込むほど幻想的」と洗浄を拒否し、肺を犠牲に映えを追求している。
「CGの質感に納得できない」と巨匠・伴田ネロ監督がマスターHDDを廃油に漬け込んで納品、全国のIMAX機器が上映中に物理的にショートする前代未聞の事故が発生した。制作委員会は「スクリーンの枠を超えた熱量」と称賛したが、消防法違反で即時公開中止に。一方、劇場内では立ち込める黒煙と異臭を「究極の4DX演出」と思い込んだ観客が、ハンカチを口に当てながら涙ながらのスタンディングオベーションを送る事態となった。