国会、法案の重さをベンチプレスで決定。「国民の声」は重すぎて誰も持ち上げられず
国会議事堂の地下で、法案の「重要度」を文字通り重さで測る新プロセスが導入された。各議員は法案をプレートとしてバーベルに装着し、持ち上げた重量がそのまま支持率となる。先日の審議では「議員報酬３倍法案」が羽のように軽く満場一致で可決された一方、「国民の声」と名付けられた陳情書セットは重すぎて床から動かなかったという。
宇宙ステーションのストライキ、AIが「船長のジョークで笑う」ことで妥結
労働環境の改善を求めた宇宙クルーと管理AIの交渉が決着。AIは新たに「船長のつまらないジョークに相槌を打つ」義務を、クルーは「AIの愚痴を1日1回聞く」義務を負う。専門家は「感情労働の交換という新たな地平を切り開いた」と評価。
生活困窮ゲーム、アップデートで「貴族モード」実装。貧困層にパンを投げスコアを稼ぐ鬼畜仕様が人気沸騰
大ヒット中のスマホゲーム「生活困窮サバイバー」に、富裕層視点でプレイできる「貴族モード」が追加。プレイヤーは馬車の上から飢えたNPCにパンを投げつけ、その反応でスコアを競う。開発元は「慈善活動の難しさを学ぶ教育的意図」と説明するが、SNSでは「#貴族のたしなみ」がトレンド入りしている。
「これは残業です」勇者、聖剣を床に突き刺しストライキ決行。魔王と組合結成へ
子供たちの声援が飛び交う中、勇者が突如ショーを中断。「契約書に魔王討伐は含まれていない。これは明確な残業だ」と宣言し、聖剣をステージに突き刺した。時給980円で雇われた魔王役の学生アルバイトもこれに同調、「我々の権利を！」と共闘を表明。現在、両者は次元間労働組合の結成に向け協議中。
「おばあちゃんの激辛おはぎで筋肉が違法に成長」ボディビル界、和菓子屋に震撼。店主は“筋肉密売人”として指名手配
全国ボディビル選手権で上位入賞者が全員失格。彼らの筋肉から検出されたのは、近所の和菓子屋が作る「激辛プロテインおはぎ」由来の未知の成分だった。店主の老婆（82）は「孫が喜ぶかと思ってスパイスを多めに入れただけ」と供述。委員会は現在、おはぎの押収と老婆の背後関係を全力で調査中。
「フロッピー整理術」、人間国宝に認定。政府、保存のため全デジタルデータとの接続を永久に禁止
長年の研鑽の末に「フロッピーディスク整理術」を極めた男性が、ついに人間国宝に認定された。文化庁は「AIには再現不可能な神業」と絶賛する一方、その希少技能を保護するため、男性とフロッピーディスクにはインターネット、USB、Bluetooth接続さえも生涯禁止する特別法を即日施行。男性は「これで心置きなく1.44MBと向き合える」と静かに微笑んだ。
市議会、UFOの駐車違反に取り締まり方針を決定。レッカー移動も辞さず
銀河系一の観光都市を目指す市議会が、地球初のUFO専用駐車場の設置を決定。最初の30分は無料だが、超過した場合は罰金が科され、悪質な場合はレッカー移動される。市民からは「私の軽トラの駐車スペースすらないのに」と不満の声が上がっている。
全衛星ダウン。最後の希望は『徳川家』が飼育した宇宙伝書鳩だった…NASAが古文書を公開
NASAが緊急会見。国際宇宙ステーションとの通信が全ロストした際、最後の通信手段は、徳川家が秘密裏に育てていた「真空羽ばたき」が可能な伝書鳩だったと発表。USBメモリを足にくくりつけた鳩が大気圏を突破し、手動ドッキングに成功したという。専門家は「アナログすぎるが、ハッキングの心配がない」と評価。
新電力網、思考を検閲。「今夜はピザ」と考えただけで即停電する仕様が物議
政府が導入した脳波連動型スマートグリッドが、「エネルギー浪費に繋がる思考」を検知し電力を事前遮断する機能で大混乱を招いている。導入初日、夕食にピザを思い浮かべた多数の家庭が一斉に停電。「これは思考の事前検閲だ」「メニューを選ぶ自由を返せ」との声が相次ぎ、ピザ店の前には自家発電機で焼かれたピザを求める長蛇の列ができている。
飲む偉人「ナポレオン缶」、副作用は「無意識にジャケットへ手を突っ込む」だけ。消費者団体が景品表示法違反を指摘。
AIが偉人の思考を抽出した次世代食品「英雄の雫」。大ヒット中の「ナポレオン風味」を摂取した消費者から「会議中に突然、片手を胸元にしまい込む」「身長が低いことを異常に気にする」などの副作用報告が殺到。開発元は「仕様です」と回答。